学生相談室では、DACセンターおよび筑波大学医学医療系と連携して、昭和大学で開発中の発達障害の診断や傾向のある学生向けのコミュニケーションスキル向上プログラムを研究事業として2021年春休みから行っています。
関心のある方は、どうぞご参加ください。
こちらのチラシもご覧ください。
//////////////
コミュニケーションスキル向上を目的としたショートケアプログラムに参加しませんか
研究責任者:筑波大学医学医療系臨床医学域精神医学
講師 井出政行
DACセンターおよび学生相談室を利用する学生の皆さま
【趣旨】
近年自閉スペクトラム症や注意欠如多動性障害などの発達障害が広く認知されるに従い、コミュニケーションや生活面でのトレーニングが重要であることがわかってきました。筑波大学では発達障害と診断された、あるいはその傾向を持つ学生に対し、相談業務や修学や就労面での支援が行われてきましたが、コミュニケーションや生活面でのトレーニングは行われていませんでした。昭和大学では「発達障害を有する大学生(中退者や引きこもりを含む)へのショートケアプログラム」を試験的に開発し、参加者は生活状況の有意な改善を自覚しているそうです。今回私たちはこのプログラムを用いることにより、筑波大学の学生のコミュニケーション能力の向上を支援したいと考えています。またその効果を調べることにより、より良いプログラムを作ることを目指しています。
【研究課題名】
筑波大学における発達障害学生を対象としたショートケアプログラムの検証
【対象者】
DACセンターあるいは学生相談室で支援中の、発達障害(ASD、ADHD)の診断やその傾向のある大学生・大学院生 (医師の診断の有無は問いません)
【定員】
プログラム参加者 :5名以内
プログラム不参加者:5名以内(効果検証のため、プログラムには参加せずに同時期に心理検査のみを受ける方も募集します。プログラム不参加の方には発達障害の情報提供のため、書籍「発達障害の患者学」をお配りします。)
【費用】
研究協力のため、無料
【場所】
筑波大学総合研究棟D棟404
【日時】
夏休み期間中に7回、春休み期間中に4回を予定
【プログラム内容】
各回2時間程度(休憩あり)で全11回の予定です。
※ほぼ全てのプログラムへの参加が推奨されますが、全回参加できなくても6割以上出席できそうであれば参加できます
<プログラム>※内容は若干変更することがあります
〜前期(2023年夏休み)〜
第1回(8/24 13:00~15:00):オリエンテーション/学校での困りごと
第2回(8/31 13:00~15:00):発達障害について
第3回(9/7 13:00~15:00):自分の特性を知る
第4回(9/14 13:00~15:00):ピアサポート
第5回(9/21 13:00~15:00):上手な会話
第6回(9/28 13:00~15:00):人との関係作り
第7回(10/5 13:00~15:00):質問をする、ほめる
〜後期(2024年春休み)〜 ※日程は前期プログラム終了後に調整します
第8回:発達障害の就労について
第9回:身だしなみ
第10回:自分の適性を考えよう/自分の特性をどのように伝えるか
第11回:履歴書、模擬面接、卒業式
【注意事項】
・本研究への参加は研究協力となりますので、参加は任意です。
・本研究に参加されなくても不利益を受けることは一切ありません。
・20歳未満の参加者は親権者の確認の署名が必要になります。
・プログラムの参加前後に効果を検証するため、心理検査等を実施します
・本研究全体については、筑波大学医の倫理委員会の承認を得て実施されます。
・本研究に参加される場合、ご本人の同意を得た上で、DACセンターや学生相談室からプロフィール等を研究実施者に提供することがありますが、データは個人が特定できないように匿名化されます。
・参加を希望する学生には、個別により詳細なご説明をいたしますので、その説明を受けてから検討しても構いません。
【参加申込み方法】
本研究に参加を希望する学生は、【2022年7月24日(日)までに】下記1)〜3)について、shortcare@md.tsukuba.ac.jpにお送りください
(1)氏名
(2)学籍番号
(3)エントリーする群(参加群か不参加群)。参加群の場合は前期プログラムに7回のうち、参加できる日程。
皆様のご参加をお待ちしております。
お問い合わせ先:受付時間:平日9時~17時
〈プログラムについて〉 〈研究全般について〉
筑波大学附属病院デイケア 筑波大学医学医療系
茨城県つくば市天久保2-1-1 茨城県つくば市天王台1-1-1
029-853-3644 029-853-3182
担当:作業療法士 羽田 舞子 研究責任者:井出 政行